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珪藻土について
珪藻土って何?

植物性プランクトン(珪藻)が長年にわたり海底や湖底に蓄積して化石化したもので、昔から火につよい土として七輪、コンロ、耐火断熱レンガの原料、また現在はビールのろ過材として使用されたりしています。主成分はガラスと同じ二酸化珪素で、平均0.05mmの珪藻の遺骸に無数の孔がありその内部に炭や活性炭と同じような更に細かい孔があいている超多孔質の鉱物です。

珪藻土の調湿機能って何?

壁自身が呼吸します。空気の湿度が高い状態では珪藻土が湿気を吸収し、空気中の湿度が低くなると放出します。この吸放出を繰り返しながら、部屋の中の暮らしに最適な湿度に調湿し湿害を防ぎます。
(施工面積、厚さ、商品機能で効果に違いがあります。)

珪藻土は消臭効果があるの?

人の感じるニオイの7〜8割は水溶性です。人は湿気に溶けたニオイをかいでいるので珪藻土が湿気を吸うことでの消臭効果があります。吸収されたニオイは湿度が下がったときに湿気とともに放出されます。湿度が低いとニオイはほとんど気になりません。湿気に溶けたニオイは戸の開け閉めなどで徐々に屋外に放出されます。
(施工面積、厚さ、商品機能で効果に違いがあります。)

カビが生えたりしない?

珪藻土の調湿性、吸水性によって壁の結露を防ぎ、結露に起因するカビやダニの発生を抑制します。
(湿気の量、施工面積、厚さ、商品機能で効果に違いがあります。)

断熱性はあるの?

熱を伝えにくい性質があるので、外気温に影響されにくい室内環境が得られ、冷暖房費の節減になります。

吸音、遮音性はあるの?

無数の気孔が音を吸収するため、室内外の音を遮断する効果を発揮します。さらに、表面を荒らすことにより表面積が増え、より高い効果が得られます。反響音がなくなり、ピアノやテレビの音がうるさく響きません。

耐火性はあるの?

土の一種である珪藻土は、耐火、断熱、保温材や七輪に使用されており、火に強く燃えない内装材です。
(樹脂を多く含む商品は煙がでます。しかしそういった商品も防火認定を受けているので、火には強いです。)

いろいろなメーカーがあるけどすべて一緒なの?

珪藻土メーカーは約30社ほどあり、各メーカー特徴があります。どのような用途で珪藻土を選ばれるかが重要です。(デザイン重視、自然素材重視、健康に良い性能重視など)

お薦めのメーカーは?
お客様の求めていらっしゃるものによって違ってきますのでご相談ください。

掃除が大変?

ビニールクロスとの最大の違いは静電気があるかないかです。ビニールクロスは静電気でホコリを引き寄せますが、珪藻土は引き寄せません。ホコリがついたとしてもハタキや毛の柔らかなホウキなどで簡単に取れます。

汚れがついてしまったら?

メーカーにより方法が違います。
工事の際メンテナンス方法をお知らせします。

耐用年数は?

クロスのように10年ごとに張替えが必要ということはありません。静電気を帯びないので汚れがつきにくいです。
光触媒効果があるものは特によごれにくいということがいわれています。

塗り重ねはできるの?

下地を整えて塗り重ねることができます。

ビニールクロスの上から塗ってはがれないの?

専用の接着剤やタッカーなどで下地作りをしますのでご安心ください。