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珪藻土とは
珪藻土は植物性プランクトン「珪藻」が長年にわたり海底や湖底に蓄積して化石化したもので、
昔から火に強い土として七輪や耐火レンガの原料として、また、現在はビールのろ過材として大量に
使用されています。

漆喰とは
漆喰は消石灰を主成分とし、のり、すさをを混練りした塗り材料です。
消石灰は空気中の二酸化炭素(CO2)と反応し自然に固まる性質を持つので、
漆喰壁は年々表面から硬度が増します。

珪藻土と漆喰の共通点として挙げられるのは
調湿機能
断熱効果
消臭性
防火性
静電気をおこさない

等。

では何が違うのでしょうか?


珪藻土の特性
木炭の5〜6千倍という超微細・超多孔質構造のため、調湿機能や断熱効果が非常に高いということです
漆喰はこれほど多孔質ではありません。
確かに昔の漆喰は調湿機能や断熱効果がありました。それは下地が土壁だったため
厚さ15cmの壁全体としてそのように機能していたのです。
ただし珪藻土は自ら固まらないため固化材が必要となり、その固化材によっては孔を塞いでしまい、
それらの機能を阻害してしまうことがありますので注意は必要です。

漆喰の特性は、
・主成分の消石灰は空気中のCO2を吸収し少しずつ硬化しますので地球温暖化防止になります。

・アルカリ性の性質でカビや細菌の発生・増殖を予防できるいわば天然防カビ抗菌材です。

珪藻土に分解能力はありません。

・ホルムアルデヒドや臭いを吸着しアルカリ性の性質により分解します

珪藻土は分解はせずその調湿機能でホルムアルデヒドや臭いを吸着し徐々に放出し屋外に排気します。


現在の住宅建築は石膏ボードを多用しており、塗り壁で仕上げる場合は、仕上げ材の2mmに
いかに性能を持たせるかが重要になってきます。
当店なりの考えとしては珪藻土をお選びになるのなら、固化材を吟味したうえ、アルカリ性や光触媒などの
分解能力を持つ珪藻土建材がよいのではないかと思います。
また漆喰を希望される場合は、石膏プラスター等の材料で中塗りし調湿性を補うことをお薦めします。


当店は三代続く左官店です。今までの経験と実績で、お客様の住宅環境に最適な塗り壁をご提案、
ご提供できる自信があります。